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2025年版】タイで人気のアニメ作品10選!興行データと現地イベントを調査して読み解く

2025年、タイにおける日本アニメの存在感はこれまでにない規模へと成長しました。映画館での興行成績、ショッピングモールでの大型展示企画、そして動画配信サービスを通じた日常的な視聴文化の定着。こうした多層的な盛り上がりを踏まえ、本記事では現地で公開された興行データ、メディアによる報道内容、実際に開催されたイベント情報などを総合的に検証し、特に注目度と影響力が高かった10作品をご紹介します。

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1. 鬼滅の刃

※出典:https://en.wikipedia.org/

2025年8月にタイで封切られた最新作「鬼滅の刃 無限城編」は、東南アジア地域全体で4,200万ドルを超える興行収入を叩き出し、タイ国内だけでも約700万ドルという驚異的な数字を記録。この成果はDeadlineやThe Magic Rainといった海外メディアでも大きく報じられています。

上映を担ったのはMajor CineplexやSF Cinemaをはじめとする主要シネコンチェーンで、公開初週には多数の劇場で満席状態が続出しました。SNS上ではタイ語による「#鬼滅の刃」というハッシュタグがトレンドワードとなり、現地のファンコミュニティによってコスプレ上映イベントも企画されるなど、作品への熱量は留まるところを知りませんでした。

圧倒的な映像美と練り上げられた物語構成が「映画館で体験すべきアニメーション」としての地位を確立し、日本発のアニメ作品がタイの商業映画市場において確固たる成功を収めた代表例として、業界内外から高く評価されています。

2. 名探偵コナン

※出典:https://en.wikipedia.org/

シリーズ最新作である劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像」は、2025年4月にMajor Cineplex系列の劇場で一斉公開され、日本国内では興行収入146億円を突破する大ヒットを記録。タイでも安定した観客動員数を維持しました。

長年にわたるテレビ放送や配信サービスでの展開により、タイ国内では既に幅広い認知を獲得していたこともあり、ファミリー層から若年層まで多様な観客が劇場へ足を運びました。

本シリーズは作品ブランドとしての信頼性が非常に高く、「毎年春にコナンの映画を観る」という鑑賞習慣が日本と同様にタイでも文化として根付いています。こうした恒例イベント化が、安定した興行成績を支える重要な要因となっています。

3. 呪術廻戦(Jujutsu Kaisen)

※出典:https://www.ticketmelon.com/jujutsu/jjkex/

2025年2月から4月にかけて、バンコク中心部に位置するMBKセンターにて、公式展示会「呪術廻戦展 JJK EX」が実施されました。会期は約7週間にわたり、Ticketmelon公式サイトで一般チケット(300〜450バーツ)の販売が行われました。

会場内では主要キャラクターの等身大パネルや原画資料の展示、限定グッズの販売が行われ、連日多くの来場者で賑わいを見せました。

NetflixやMuse Thailandといった配信プラットフォームでの視聴も好調で、YouTubeでは切り抜き動画がタイ語字幕付きで拡散され、SNS上での話題性も継続しています。

このように、現地言語によるローカライズとリアルイベントを組み合わせた展開戦略が功を奏し、アニメイベント市場における「デジタルとフィジカルを融合させたマーケティング施策」の成功事例として注目されています。

4. ONE PIECE

※出典:https://incutix.com/en-US/event/856876BEB603451EB434C8E79075E093

2024年末から2025年初頭にかけて、バンコクのCentralWorld LIVEホールにて「ONE PIECE The Great Era of Piracy」展が開催。チケット価格は一般749バーツ、学生428バーツ、ファストトラック1,990バーツという複数の価格設定が用意され、長期開催にもかかわらず高い販売率を維持しました。

展示内容は原画資料や立体造形物、AR体験コーナーなど多岐にわたり、会期中には現地ファンや観光客を含めて数万人規模の来場者があったと報じられています。

本展は、アニメの世界観を商業施設内で立体的に再現する「体験型IPイベント」として、アジア地域における展示ビジネスモデルの成功例として業界内で高く評価されています。

5. SPY×FAMILY

※出典:https://spy-family.net/codewhite/

劇場版「SPY×FAMILY CODE: White」は、Netflixタイで2025年初頭から配信が開始され、ランキング上位に長期間にわたって留まり続けました。日本語音声とタイ語字幕の選択が可能なことから、ファミリー層にも広く親しまれています。

本作は「劇場公開と配信展開を連動させたハイブリッド戦略」の代表例として位置づけられており、SNS上ではアーニャの印象的なセリフがタイ語ミームとして拡散されるなど、キャラクター人気も継続的に高まっています。

その結果、作品全体が「親しみやすいスパイ家族コメディ」として一般層にまで広く浸透し、日本アニメのファン層拡大に大きく貢献しました。

6. ブルーロック(Blue Lock)

※出典:https://www.bluelockmovie.com/

劇場版「ブルーロック -EPISODE NAGI-」は、2024年末から2025年初頭にかけてタイのMajor Cineplexで公開されました。サッカー人気が根強いタイにおいて、スポーツアニメとして非常に強い共感を呼び、上映初週末には複数の劇場で満席が報告されています。

特に男子高校生層からの支持が厚く、SNS上では登場人物の名セリフや試合シーンが「現実のサッカー練習のモチベーション動画」として拡散されました。

スポーツ文化が深く根付いているタイにおいて、ブルーロックは「自己成長と勝負の物語」として新たなファン層を獲得し、アニメ市場における新たなジャンルの開拓に成功しました。

7. 怪獣8号(Kaiju No. 8)

※出典:https://kaiju-no8.net/

「怪獣8号」は、Netflixタイで2025年にシーズン1・2が配信され、FlixPatrolのタイ国内アニメ部門ランキングで上位に入りました。配信開始初週には「#KaijuNo8TH」がTwitterでトレンド入りするなど、オンライン上での人気も急速に高まりました。

怪獣アクションという普遍的なテーマと、リアリティのあるドラマ描写が高く評価され、既存のヒーローアニメとは一線を画す「日本的SF作品の魅力」がタイの視聴者にも広く受け入れられています。

特にNetflixの定額制配信モデルにより、地方都市在住の若年層も気軽にアクセス可能となり、アニメ視聴層の裾野拡大に大きく貢献しました。

8. 俺だけレベルアップな件(Solo Leveling)

※出典:https://mantan-web.jp/article/20250102dog00m200013000c.html

韓国発のWEBマンガを原作とする「Solo Leveling」は、2025年のCrunchyroll Anime Awardsで9部門を受賞し、世界的な注目を集めました。タイではTrueIDとNetflixでタイ語字幕版が同時配信され、SNS上では主要キャラクターの名セリフがミーム化されるなど、大きな話題となりました。

アジア圏特有の価値観である「努力」「階級突破」「ソロ活動」といったテーマが、タイの若年層に強い共感を呼び、配信開始初月からFlixPatrolのトップ10にランクインしました。

日本のアニメーション技術と韓国のマンガコンテンツが融合した本作は、東南アジアにおける「新しいアニメ文化の交差点」を象徴する作品として高く評価されています。

9. ダンダダン(DAN DA DAN)

※出典:https://anime-dandadan.com/

2025年7月からNetflixでシーズン2が毎週配信され、タイ語字幕版も同時更新されました。怪異現象と青春ドラマを掛け合わせた独特の作風が人気を集め、配信開始2週目にはFlixPatrolで「アニメ部門タイ第4位」に入りました。

Muse ThailandのYouTube公式チャンネルでもクリップ配信が行われ、SNS上では「#DANDADANTH」が注目ワードとして浮上しました。

新作エピソードをリアルタイムで追える週刊配信形式が、視聴者との継続的なエンゲージメントを生み出し、ファン層の定着と拡大に大きく寄与しました。

10. ハイキュー!!

※出典:https://haikyu.jp/movie/

2025年春にタイ全土で公開された劇場版「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」は、世界全体で興行収入1億ドルを突破し、日本国内では観客動員数699万人を記録。タイでもMajor Cineplexで連日満席となる回が続出し、特典付き上映チケット(650〜850バーツ)は即座に完売しました。

部活動文化やチームスピリットといったテーマがタイの学生層にも深く共感を呼び、SNS上では「#HaikyuuThailand」が一時トレンド入りしました。

本作は、青春・努力・友情という普遍的なテーマが国境を越えて伝わることを証明し、スポーツアニメの国際的なプレゼンスを大きく高めた作品として評価されています。

まとめ:数字と人の動きが示す「リアルなアニメ市場」の姿

2025年のタイにおけるアニメ市場は、「劇場上映」「体験型展示」「動画配信」という三つの軸が同時に活況を呈しました。

鬼滅の刃やコナンに代表される劇場型の熱狂、ONE PIECEや呪術廻戦のような体験型展示イベント、そして怪獣8号やSolo Levelingといったデジタル配信による視聴層の裾野拡大。

これらの動きが相互に連動し、タイのアニメ市場は着実に成熟段階へと進んでいます。

もはや「日本発」というラベルを超え、アジア全域で愛され、支持されるカルチャーとして確固たる地位を築いたと言えるでしょう。

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