海外で開催されるコスプレイベントやアニメコンベンションへの参加は、忘れられない思い出になる一方で、事前準備を怠るとトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
この記事では、海外コスプレイベント参加者向けのチェックリストとして、事前準備から当日の注意事項まで、初心者にもわかりやすく解説します。

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1. 渡航に必要なビザの確認と取得
まず最優先で確認すべきは渡航先の入国要件です。国によっては短期観光であってもビザの取得が必要な場合があります。
国名 | ビザ要否 | 滞在可能日数 | 補足 |
---|---|---|---|
フィリピン | 不要(30日以内) | 30日 | 現地延長申請で59日まで可 |
インドネシア | VOA(到着時ビザ)必要 | 30日 | 約35USD、延長で60日まで可 |
アメリカ | ESTA申請必要 | 90日 | 渡航前にオンライン申請必須(有料) |
マレーシア | 不要 | 90日 | 観光目的に限る |
インド | e-Visa申請必要 | 最大60日 | オンライン申請、ダブルエントリー制 |
ベトナム | 不要(45日以内) | 45日 | 2023年より免除日数が30日→45日に延長 |
台湾 | 不要 | 90日 | 入国カードオンライン提出推奨 |
韓国 | K-ETA申請必要 | 90日 | 2023年から一部免除対象(日本含む) |
中国 | 要ビザ(観光) | 30日 | 観光目的のLビザ申請必要(条件緩和中) |
フランス | 不要(シェンゲン協定) | 90日(180日中) | シェンゲン域内全体で90日制限 |
ドイツ | 不要(シェンゲン協定) | 90日(180日中) | 他国との合算管理に注意 |
タイ | 不要(30日以内) | 30日 | 陸路入国は年2回まで、延長可 |
シンガポール | 不要 | 30日 | 入国カード(SG Arrival Card)は事前申請 |
ポイント:
イベントが終わったあとに「実はオーバーステイだった」などのトラブルを避けるため、滞在予定日数+2〜3日余裕を持って申請しておくと安心です。
2. 宿泊場所は早めに確保、会場からの距離も要チェック
イベント開催地近辺は早々にホテルやホステルが満室になることも多いため、最低でも1ヶ月前には予約を済ませておくのがベストです。
予約時のチェックポイント:
会場から徒歩圏内か
スーツケースやコスプレ道具の持ち運びが楽な立地か
チェックイン・チェックアウト時間が柔軟か
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3. 海外での通信手段はeSIM&VPNで安定確保
現地での連絡手段やSNS投稿、地図アプリ利用には通信環境の確保が必須です。おすすめはeSIM+VPNの組み合わせ。
手段 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
eSIM(Airalo、Ubigiなど) | SIMカード不要、即日開通 | Airalo公式はこちら |
VPN(NordVPN、Surfsharkなど) | 海外でも日本のサイト・サービスが利用可 | NordVPN公式サイト |
注意点:
中国や一部地域ではVPN必須。SNSが使えない国もあるので要調査。
会場によってはフリーWi-Fiが不安定なことも。eSIMは保険になります。
4. 支払い手段はWise+クレカの併用がベスト
海外ではクレジットカードが主流ですが、**現地通貨の引き出しやオンライン決済に対応したマルチ通貨口座(Wiseなど)**を活用することで、為替手数料を最小限に抑えられます。
サービス名 | 利点 | 公式サイト |
---|---|---|
Wise(旧TransferWise) | 為替レートが実勢に近い、口座管理も容易 | Wise口座を無料開設 |
Revolut | 海外ATMでの引き出しが便利 | – |
各種クレカ(VISA, Master) | タッチ決済対応が◎ | – |
5. コスプレ衣装・小道具の運搬と現地ルール
飛行機に持ち込む荷物には航空会社ごとの規定があるため、模造武器や大型の衣装パーツなどは事前にチェックが必要です。
模造刀やエアガン:一部航空会社で預け入れ禁止
衣装用スプレー缶:危険物扱いで持ち込み不可の可能性あり
現地の規制:宗教・文化的観点から露出の多い衣装は禁止される場合も
6. 海外保険には必ず加入すべき
万が一、現地で怪我やトラブルが発生した際に備え、海外旅行保険は必須です。航空会社やクレジットカード付帯保険があっても、補償範囲や自己負担額を確認しましょう。
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7. SNS発信・投稿タイミングに注意
海外でのイベント投稿は現地時間に合わせたタイミングで行うのが効果的です。特にコスプレ系の投稿は以下のタイミングが狙い目。
時間帯(現地) 理由
午前10時前後 開場前の注目タイム
午後3時〜5時 現地ユーザーの休憩時間
日本時間の夜9〜10時 日本国内ファンにも届く
8. トラブル防止のための英語フレーズを準備
簡単な英語が話せると現地スタッフや他のコスプレイヤーともスムーズにコミュニケーションが取れます。以下は覚えておきたい基本フレーズ。
“Where is the changing room?”(更衣室はどこですか?)
“Can I take a picture with you?”(一緒に写真を撮ってもいいですか?)
“Is there any schedule change?”(スケジュールに変更はありますか?)
9. 現地通貨の管理と使い分け
露店や同人ブースでは現金のみ対応のことも。クレジットカードや電子マネーだけでは不便な場面もあります。
空港での両替はレートが悪い → 市内の両替所またはATMが◎
ATM利用にはWiseのデビットカードが活躍
高額紙幣は断られることがあるので、小額紙幣を用意しておくと安心
10. 現地の文化・マナーをリスペクト
宗教色の強い国や規制のある地域では、露出や武器風アイテムが問題になる場合もあります。事前に現地のマナーや法律をリサーチし、「コスプレ=文化交流」という意識を持って臨むことが大切です。
海外のコスプレイベント参加時によくある質問
会場にはコスプレ衣装に着替えてから行った方がいい?
日本国内でコスプレ活動を行う際の基本的なマナーとして、「イベント会場以外での衣装着用は控える」という暗黙のルールが長年にわたって守られてきました。
しかしながら、海外においては「自宅からのコスプレ着用」が標準的な慣習として定着しています。過度な露出を伴う衣装や、移動中に破損の可能性が高い繊細な衣装以外であれば、コスプレ衣装を着用したまま自宅を出発し、そのまま帰宅することが当然の行為として受け入れられています。
イベント終了後にコスプレ姿のまま買い物を楽しんだり、食事を取ったりする参加者も珍しくありませんが、このような行動に対して批判的な声を上げる人はほとんどいません。
会場にコスプレに着替える場所や荷物を置くクロークはある?
アジアの一部地域を除く大多数のイベントでは、コスプレ参加者専用の更衣室設備が用意されていないというのが実情です。
近年では更衣室やクローク(有人による荷物預かりサービス)を提供するイベントも徐々に増加していますが、参加費用を抑制したい参加者や、荷物の盗難リスクを懸念して利用を避ける参加者も少なくありません。
そのような状況下では、自宅から衣装を着用して会場に向かうか、会場内のトイレ施設で着替えを行うかという選択肢しか残されていません。
会場近隣のホテルを予約して着替え場所として利用する参加者や、自家用車で来場して車内で着替える参加者もいますが、できる限り参加費用を削減したい多くの参加者が「自宅からの着用」という選択肢を選んでいるのが現状です。
海外イベントへのコスプレ参加は可能?
結論として、海外イベントへのコスプレ参加は十分に可能です。
「お祭りを楽しむための仮装」という位置づけで、イベントで禁止されていないコスプレであれば、基本的に問題となることはありません。
ただし、コスプレイヤーとしてステージパフォーマンスに出演したり、握手会や大規模な撮影会を開催したりする場合には、イベント主催者への事前申請や出展者としての正式な申し込み手続きが必要となるケースがあります。
過去には、これらの手続きを怠ったまま無許可で活動を行い、現地で逮捕された事例も報告されているため、十分な注意が必要です。
海外で人気の高いコスプレジャンル
以前は日本と海外におけるコスプレの流行にタイムラグが存在していましたが、現在では日本国内で話題となった作品が海外でもほぼ同時期に人気を博するようになりました。
古くから愛され続けている作品として「NARUTO」「デスノート」「ボカロ」などが挙げられます。
また、「聖闘士星矢」「セーラームーン」「ドラゴンボール」「黒執事」といった名作アニメも継続的に高い人気を維持しています。
近年では「原神」などのゲームキャラクターのコスプレも非常に人気があり、同じキャラクターの衣装を数十人見かけることも少なくありません。
禁止されているコスプレの種類は?
イベントごとに設定されているルールには違いがあるため、参加前には必ずイベントの公式案内を詳細に確認することが重要です。
実在する公務員の制服(警察官や消防士の制服)や軍服に類似した衣装、政治的なメッセージが強く表現された衣装については、どの国のイベントでも禁止対象として扱われていると考えてください。
モデルガンや模造刀についても、本物と見分けがつかないレベルの精巧なものは持ち込み禁止となります。(遠距離からでも明らかに玩具だと判別できる「ファンタジーウェポン」系であれば許可される場合があります)
また、卍(まんじ)マークについては、ナチスのハーケンクロイツ(鉤十字)との識別が困難であるという理由で、禁止対象としているイベントも存在します。
海外コスプレイベント参加時に気をつけたいポイント
- 下着や水着のみでの参加
- 全身迷彩柄の衣装
- テロリストや強盗と誤認される可能性がある扮装
- 顔の黒塗り等、人種差別と受け取られかねないメイク
そ他にも、参加国の宗教や文化に反するコスプレ衣装などは避けたほうが無難です。
コスプレ撮影に関するルールとマナーは?
コスプレ撮影に関するルールは、イベントによって大きく異なっています。
指定されたコスプレエリアでの撮影が推奨されているイベント、撮影専用ブースが設置されているイベント、トイレ以外の場所であればどこでも自由に撮影が可能なイベントなど、様々な形態が存在します。
開催国独自の撮影ルールやマナーが存在する場合もあるため、トラブルの原因となりそうな行為は避けることが賢明です。
アジア地域のイベントでは、本格的なカメラ機材を使用してコスプレイヤーのみを被写体として丁寧に撮影する参加者が多い傾向にあります。
一方、欧米地域では スマートフォンを使用してコスプレイヤーと自分自身を一緒に撮影するセルフィースタイルが主流となっている印象があります。

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